本日の日本農業新聞の記事です。

食べられるにもかかわらず捨てられる「食品ロス」が2015年度で646万トンもあるとの事です。
飢餓に苦しむ人に向けた世界の食品援助量をはるかに上回る量との事です。

長野県松本市が2011年から始めた「３０１０運動」をみなさんご存知ですか？
宴会で乾杯から最初の30分、お開きの前の10分間は自分の席に戻って料理を残さず食べようという取り組みです。

仕事関係での宴席では目の前の料理を食べるな、とにかくお酌に回れと若いころ先輩に教わりましたのでその場では食べずに家に帰ってから食事をするという事が当たり前と思っていました。

「３０１０運動」を知ってからは宴席でのお料理は残さず食べるようにしています。当然お酌にもまわりますが・・・

食品ロスは大変に大きな問題です。
戦後日本は豊かになり「食品を残すこと」が美徳になっていたのかもしれません。
また責任問題が過度に言われるようになり「賞味期限切れ」の食品の廃棄もこの食品ロスに大きく関係しています。

「今までの常識は今の非常識に当たることが多い」とよく社内で話しています。
なんでも当たり前と思わずしっかりと「本質」を見極めていきたいと思います。